睡眠がダイエットに効果がある理由:ダイエットしやすい体質をつくる睡眠とは

睡眠がダイエットに効果がある理由:ダイエットしやすい体質を

どれだけダイエットに取り組んでも痩せることができない、むしろすぐに太ってしまう…。

そのような経験をお持ちの方は少なくありません。

そのような体質をつくり出してしまったのは、「睡眠」が原因かもしれません。

睡眠とダイエットには深い関りがあることが分かりました。

ということは、睡眠を上手く取ることによって、効果的にダイエットすることや太らない体質を作ることも可能です。

ここでは睡眠とダイエットの関係について詳しくお伝えしていきます。

睡眠がダイエットに効果がある理由:ダイエットしやすい

睡眠がダイエットに効果がある理由

「睡眠がダイエットに効果がある」というと、半信半疑な人も多いでしょう。

しかし良質な睡眠はそれだけでダイエット効果が高いことが分かりました。

睡眠中にカロリーを消費する

ぐっすり眠った朝に体重を計ると、いつもより体重が減っていたという経験をお持ちの方は少なくありません。

これは良質な睡眠を取ることだけでも、カロリー消費をしているからなのです。

睡眠時間をしっかりと確保して、良質な睡眠を取ることができれば、それだけで300kcalほどのカロリーを消費することができます。これは一時間程度のウォーキングに匹敵するものです。

逆に睡眠不足になったり、良質な睡眠が取れないと、消費カロリーは90kcalほどにダウンしてしまいます。

睡眠中に分泌される成長ホルモンが新陳代謝を促進させる

なぜ睡眠を取るだけでダイエット効果があるのかというと、脂肪分解作用のある成長ホルモンを脳の下垂体から分泌させることができるからです。

成長ホルモンというと、子供の心身の発育にとても大事なものですが、大人が分泌させることによって代謝を促進させることができるのです。

私たちは睡眠中に浅い眠り(レム睡眠)と深い睡眠(ノンレム睡眠)を繰り返します。この働きによって脳と身体を上手く休ませることができます。

特に入眠直後のノンレム睡眠中に成長ホルモンの分泌量は最も高くなりますので、入眠後に深い眠りにつけるように工夫することがダイエットには効果的であると言えます。

睡眠不足は太りやすい体質になってしまう。そのメカニズムとは

睡眠不足が太りやすい体質になってしまう原因として、ホルモンバランスが乱れてしまうことが挙げられます。

どのようなことでホルモンバランスを崩してしまい、太りやすい体質になってしまうのかご説明していきましょう。

生活リズムが崩れてしまう

仕事などで忙しい日々が続き、夜更かしして睡眠時間が短くなったり休日には寝て過ごしているような生活リズムの乱れは太りやすい体質を作ってしまいます。

夜更かしをするようになると、起床時間が遅くなり、良質な睡眠を取るための睡眠ホルモンの分泌が少なくなってしまいます。そのため十分な睡眠時間や良質な睡眠が取れなくなり、成長ホルモンの分泌まで少なくなります。

さらに睡眠不足になると食欲が抑制できなくなり、甘いものや高カロリーなものを摂取したくなる傾向があります。さらに太りやすい身体を作りあげてしまうのです。

ストレスが増大する

睡眠不足になると、イライラしたりこううつ状態になってしまいます。これは脳内に分泌されるセロトニンと呼ばれるホルモンが十分に分泌されないためであると知られています。

このセロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれることもありますが、分泌が少なくなることによってうつ病などの原因になることも解っています。

セロトニンには食欲を抑える効果があり、セロトニンの減少によって食欲が増してしまうため太りやすくなってしまうのです。

睡眠不足が睡眠の質を悪化させてしまう

冒頭にもお伝えしましたが、良質な睡眠はそれだけでカロリーを消費してくれるのでダイエット効果があります。しかし睡眠不足が続いてしまうとどんどん睡眠の質が悪くなってしまいます。

これは睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌が少なくなるためです。

メラトニンは朝日をしっかりと浴びることで睡眠時間が近づくにつれて分泌量が多くなり良質な睡眠に導くのです。

しかし睡眠不足になり不規則な生活が続くようになると、メラトニンがしっかりと分泌されずに、睡眠の質が悪くなってしまいます。

睡眠中の成長ホルモンの分泌も悪くなってしまい、太りやすい体質に変化してしまうのです。

睡眠がダイエットに効果がある理由:ダイエットしやすい

睡眠によってダイエットしやすい体質をつくるには

睡眠によってダイエットしやすい体質をつくるには、良質な睡眠を取ることが最も大事です。

良質な睡眠を取るためには下記のポイントを意識して生活することが大事です。

睡眠時間は7時間を目安にする

睡眠時間を調査したアメリカの研究では、7時間睡眠をしている人が最も脂肪率が低かったことが分かりました。

これは7時間睡眠によってホルモンバランスが良くなって、生活習慣病やうつ病などの精神疾患などを予防する効果があったと言えます。

日常的に睡眠不足で、休日に「寝だめ」しようとする人がいますが、生活リズムを崩してしまう原因となるため、日ごろから睡眠時間を意識しておくことが大事です。

睡眠前にはリラックスに努める

睡眠の2時間前くらいからは、覚醒することは控えリラックスして過ごすようにしましょう。

入浴は睡眠の直前は避けるようにします。

眠りを促すにはリラックスして入浴するようにし、入浴後には体温を下げることによって心地よい入眠を促すことができます。

また睡眠前にストレッチなどによって身体をほぐしておけば、血流が良くなり寝つきが良くなります。

スマートフォンは覚醒させてしまうブルーライトを発していますので、入眠の2時間前からは見ないようにしましょう。

起床後には必ず朝日を浴びる

起床後に朝日を浴びることによって、入眠前にしっかりと睡眠ホルモンであるメラトニンを分泌させることができるようになります。

起床後にカーテンを開けるだけでも効果があると言われています。

私たちは体内時計があると言われていますが、24時間のサイクルを朝日を浴びることによってリセットさせる効果があります。

体内時計は約25時間であると言われており、朝日を浴びない生活を続けていると、どんどん生活リズムが乱れてしまうのです。

生活リズムを大切にする

良質な睡眠を取るためには、生活リズムを大切にすることが必要です。

睡眠時間はもちろんのこと、食事の時間、適度な運動など健康的な生活の上に良質な睡眠は作られます。

夜更かしを避けるようにし、一定の時間に食事をとるように意識すれば生活リズムを上手く構築することができます。


まとめ

睡眠とダイエットの関係について詳しくお伝えしてきました。

良質な睡眠を取ることは、それだけでダイエット効果があります。

ダイエットに取り組んでいてもなかなか痩せない、太りやすいという人はまずは睡眠状態から改善していくと、上手にダイエットの効果が得られます。

睡眠状態を改善すれば、効果的にダイエットできるだけではなく太らない体質にすることも出来るのです。

ぜひ今日から睡眠を上手く活用して、健康的なダイエットに取り組んでみてください!




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